ネクタイを締める人が減っている今

秋冬や春夏のコレクションとは別で、小規模な限定コレクションとして、ネクタイをリリースしました。

ネクタイについては、オーナー中田さんの「毎日着たい」という声に、デザイナーの村松さんが「毎日身につけやすいアイテムを」と考えたことがきっかけで動き出しましたが、蓋を開けてみるとネクタイ業界が大変な厳しい状況にあることが分かりました。

クールビズ以降、着用するビジネスマンが減り、更に在宅ワークも増えた昨今、ネクタイ業界の売り上げはどんどん落ちているのが現状です。
そのため、作っても売れ行きが上がらず、大量生産をしては大量のロスも生んで廃棄するということに、生産者の方々も胸を痛めている状況にあります。こういったアパレル業界が抱える問題についてはYouTube大学の授業で詳しく語られています。

「日本の町工場を応援したい」という中田さんと村松さんのマインドのもと、高品質と生産者への適正対価のいずれも守り、着る人が楽しめるデザイン性をも追求した、サステナブルブランドとして、こうしてネクタイのリリースに至りました。

 中田さんのトークチャンネルの動画では商品を実際に着用してそれぞれのカラーの魅力を解説、CVLのチャンネルの動画では生産者さんの声も聞けて、いずれも見応えがある映像となっています。 



髪の毛よりも細いシルクのタテ糸を、ネクタイの生地幅50cmの中にタテ糸が5,000本入った、高密度織のシルク100%で、日本の物づくりの高い技術が感じられる高品質です。原価率は65%を保ち、一本6,710円という圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。


シルク糸は天然繊維のため、糸の表面が均一ではないため、光を受けた時に乱反射することで、柔らかく上品な光沢が出ます。結んで、解く、という動作に適した生地で、高級感・重厚感のある生地と、心地良い締め心地が特長です。

生産していただく、山梨県富士吉田市の(有)渡小織物さんは、いわく「ネクタイは付ける度に締めて緩める動作があるので、生地の密度の打ち込みと重厚感が必要だと考えています」とのことで、培われた高い技術と、伝統的な物作りに、プライドを持って取り組まれている姿が印象的なネクタイ専門織工場さんです。

 

「人はその制服どおりの人間になる」

ナポレオンの言葉です。人はその服装に合わせた人になっていきます。
ファッションは、他者に対しての敬意や礼儀と、自分自身の「こういう人で在りたい」という意志や約束、この二つが上手く重なっていることが大事です。

ネクタイを締める人が減っている今だからこそ、特別な一本を身に着けることで、自分をブランディグしたり差別化を図ったりすることをしやすい場もありますね。
気が引き締まり、背筋が伸び、胸を張れる、フォーマルシーンやビジネスシーンでの「オン」のスイッチを入れられるネクタイは男性にとって戦闘服の一部です。それは何か、自分との約束のようなものと言えるのかもしれまれん。

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